矯正ブログ

2021年9月 1日 水曜日

重症歯周病と言われました。そんな歯でも矯正はできますか?

歯周病でも矯正はできます。もちろん歯周病のままでは歯を動かすことはできません。
矯正をする前に歯周病を治しておかなければなりません。
下の写真の方は初めは重症歯周病でした。ほとんどの歯に動揺がありました。
歯周病でグラグラした歯が勝手に動いて歯がスキスキになり歯並びがガタガタになってしまったのです。
「治し方」
最初、ブラッシングの徹底とその習慣化をはかりました。
その後、歯周病治療を行いました。局所麻酔下で行うパーフェクトペリオ超音波機械治療が主です。
また、歯周病に侵された組織の
回復力と免疫力を高めるためにオーソモレキュラー栄養学も取り入れました。
歯周病治療に食事指導や治療用サプリメントは大変有効です。
その結果、歯の動揺は治り(炎症がなくなると動揺はおさまる)、歯肉出血もなくなり、
歯肉の腫れもなくなり、歯肉の色は赤紫からピンク色に回復しました。
お家での予防手入れもしっかり実行しているのを確認して矯正治療に入ります。
もちろん矯正中も今まで以上に歯の清掃に力を入れてもらい、来院のたびに
メンテナンスを行います。そして矯正終了後も定期的にメンテナンスを行っていきます。
治療期間:2年3ヶ月  治療費総額:1,317,000円

ホーカベ歯科クリニック  歯科医師 波々伯部重俊




     

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