よくある質問

2012年11月16日 金曜日

Q.私はお客様と対面する仕事をしているのですが、口臭が気になって・・

話をしているとき、相手の人が手で鼻をおさえるしぐさや、顔をそむけるようにするのです。それ以来私には口臭があるのではないかと心配で悩んでいます。口臭について教えてください。


A. あなたに限らず、口臭を気にされている方は意外と多いという統計があります。街中でガムを噛んでいる人が多いのもその現れだと思います。では口臭の原因について簡単にご説明いたします。

口臭の原因にはだいたい次の4つが考えられます。

1.生理的口臭・・・生身の人間なら、誰でも持っている臭いで、他人に不快と感じさせるほどの口臭ではありません。健康で清潔な口の中では臭いを出す物質は少なく、ごく自然な臭いですから気にする必要はありません。

2.飲食物、嗜好物によるもの・・・タバコ、アルコール、にんにく、生たまねぎに代表される物を口にしたときの臭いです。

3.心性口臭・・・真の口臭とはいえません。自分の臭いにあまりにもこだわりをもつ結果、口臭があると自分で判断してしまい、気にしすぎる結果感じるもので、実際の臭いのレベルは生理的口臭と変わりません。
この場合は治療というよりは口臭にこだわりを持つ原因が何かを、カウンセリングや心理的アプローチにより解きほぐしていきながら自信を回復していくことによって解決することが多いようです。

4.病的または反健康的なもの・・・病的または反健康的口臭はもっとも多いもので、特に口の中の問題が80%を占めます。ムシ歯や歯周病があればそれだけでも強い臭いがありますが、その原因になるのはプラックという細菌のかたまりです。
これは食べかすではありません。プラックの量が多く、時間が経っているものほど臭いも強く、病気もひどくなります。歯ぐきからの出血はそのサインなのです。

また歯によくフィットしていないつめ物やかぶせ物もプラックの温床になり、臭いを出す元になります。
その他、舌の表面についた白い舌苔や義歯についているプラックも口臭の原因になります。
また、慢性の蓄膿症や扁桃腺炎や咽頭炎などの耳鼻科的疾患も息の通る道にあるので口臭という形で臭いが出ます。
胃腸、食道、気管支、肺などに疾患があっても口まで臭いが上がってくることがあります。

●これら以外に多いのは口臭をうち消すために強い香水やオーデコロンをつける結果、その臭いが人にかえって不快感を与えているという場合です。このことも充分注意したいものです。

口臭の治療と予防・・・口臭の治療と予防はまずその原因を調べて、その原因の除去や改善を行う必要があります。
またさまざまな口の中の病気の治療や予防そして清潔な口の環境こそがすなわち口臭の予防であり、治療であるといえるでしょう。

また生活習慣の中で臭いを発散させていることにも注意が必要でしょう。一人でくよくよせず、口臭スプレーや、ガム、香水などにたよらず、元から臭いを断つために積極的にカウンセリングや相談に行かれることをお勧めします。

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投稿者 ホーカベ歯科クリニック

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