よくある質問

2013年2月27日 水曜日

保険診療では歯を美しく治すことはできないのでしょうか?

保険診療は主に緊急治療対応の疾病治療中心で構成されています。
従って口、口元、顔、歯列、咬み合わせ、外観的美しさ、内面的健康など、包括的な健康やバランスのとれた美しさや機能面などは充分考慮されているとは言えません。
なかでも方法や技術面と材質的な面それに時間を充分にかけて行なうには報酬的制約があります。
では保険診療以外の方法や材質を使えばだれがやっても美しい歯になれるかというとそんな単純なものではありません。歯科審美の美とはその人にもっとも適した「健康な美」「形態の美」「機能の美」「色の美」そして「バランスの美」などのトータル的な美しさをその人が自信を持って表現することができる美しさのことをいいます。したがって広範囲な高度な技術や経験を必要とする専門性の高いものだからです。特に美の基本は歯や歯肉が健康であると同時に咬み合わせにも充分配慮されていることがもっとも必要かつ重要なことなのです。それを無視してはどんな美しさもつかの間のまぼろしに終ることでしょう。保険診療は美しさを補償してくれるものではありません。それは自分が自分自身に投資をしてこそ得られるものなのです。いくつになっても自分の健康を維持し守っていく、そして自分の若さや美しさを永く維持していく、そのためにはそれを望む心と、高い価値観そして積極的な行動こそが必要なのだと思います。
ホーカベ歯科クリニック,歯科医師 波々伯部重俊
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2013年2月 4日 月曜日

海外で働きたいのですが、欧米では歯並びが悪いとステータスが低いと見られてしまうと聞いたのですが本当ですか?

欧米のみならず、歯からくるイメージの大切さはアジアでも同じで、特に韓国などは顔の美しさよりも歯の美しさの方が重要視されています。芸能人はもちろん、街を歩く人々の中にも歯並びが悪い人はあまり見かけません。
大人になっても歯並びが悪いのはその人が子供の頃に親が無関心だった家庭に育ったと思われてしまうからです。大人になる前に歯並びを治しておくのは親の責任だと考えられています。

欧米では八重歯は「ドラキュラの歯」と言われたいへん嫌われます。実際大人になっても八重歯をそのままにしている人はほとんどいません。日本では八重歯の女の子は可愛いなどと言う人もいます。紅白にも出たある有名女子グループのタレントはわざわざラミネート八重歯をつけているほどです。外国人から見れば奇異に感じることでしょう。「日本の常識は世界の非常識」の一つでもあるのです。今さまざまなクールJAPANが世界に受け入れられてきていますが、歯に関しては日本がもっとクールWORLDを受け入れるべきではないでしょうか。

しかし残念ながら日本では歯並びだけではなく、こと歯に関してはいろいろな意味でまだ健康先進国とは言えません。大多数の日本人の口の中に健康観美意識観はあまりないのが現状です。こうなった背景にはさまざまな原因がありますが、もっとも大きな問題は日本の保険歯科がムシ歯治療中心主義であったことと、それに疑問も感じずもくもくと修復治療ばかりしてきて国民の口の中の健康観や美意識観を育ててこなかった歯科医の診療哲学の欠如にあったと言えるでしょう。
SMILE(スマイル)という言葉には「笑顔、微笑む」という意味の他に「好意を示す」、「運が開ける」という意味があります。笑ったときに見えるこぼれるような白いきれいな歯はまさに、自信、知性、好意、さわやか、安心、教養、魅力、元気、受容、信用、暖かさ、といったようなさまざまなプラスのイメージを与える力を持っているのです。人は自分をアピールする要素を多く持っている方が良にちがいありません。笑顔もその一つです。特に外国では歯を見せて微笑む好意のスマイルはその人の内面、外観ともに自分自身を表現する重要なシンボルと考えられているのです。 
  ホーカベ歯科クリニック-波々伯部重俊

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