審美歯科ブログ

2013年2月 4日 月曜日

海外で働きたいのですが、欧米では歯並びが悪いとステータスが低いと見られてしまうと聞いたのですが本当ですか?

欧米のみならず、歯からくるイメージの大切さはアジアでも同じで、特に韓国などは顔の美しさよりも歯の美しさの方が重要視されています。芸能人はもちろん、街を歩く人々の中にも歯並びが悪い人はあまり見かけません。
大人になっても歯並びが悪いのはその人が子供の頃に親が無関心だった家庭に育ったと思われてしまうからです。大人になる前に歯並びを治しておくのは親の責任だと考えられています。

欧米では八重歯は「ドラキュラの歯」と言われたいへん嫌われます。実際大人になっても八重歯をそのままにしている人はほとんどいません。日本では八重歯の女の子は可愛いなどと言う人もいます。紅白にも出たある有名女子グループのタレントはわざわざラミネート八重歯をつけているほどです。外国人から見れば奇異に感じることでしょう。「日本の常識は世界の非常識」の一つでもあるのです。今さまざまなクールJAPANが世界に受け入れられてきていますが、歯に関しては日本がもっとクールWORLDを受け入れるべきではないでしょうか。

しかし残念ながら日本では歯並びだけではなく、こと歯に関してはいろいろな意味でまだ健康先進国とは言えません。大多数の日本人の口の中に健康観美意識観はあまりないのが現状です。こうなった背景にはさまざまな原因がありますが、もっとも大きな問題は日本の保険歯科がムシ歯治療中心主義であったことと、それに疑問も感じずもくもくと修復治療ばかりしてきて国民の口の中の健康観や美意識観を育ててこなかった歯科医の診療哲学の欠如にあったと言えるでしょう。
SMILE(スマイル)という言葉には「笑顔、微笑む」という意味の他に「好意を示す」、「運が開ける」という意味があります。笑ったときに見えるこぼれるような白いきれいな歯はまさに、自信、知性、好意、さわやか、安心、教養、魅力、元気、受容、信用、暖かさ、といったようなさまざまなプラスのイメージを与える力を持っているのです。人は自分をアピールする要素を多く持っている方が良にちがいありません。笑顔もその一つです。特に外国では歯を見せて微笑む好意のスマイルはその人の内面、外観ともに自分自身を表現する重要なシンボルと考えられているのです。 
  ホーカベ歯科クリニック-波々伯部重俊



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投稿者 ホーカベ歯科クリニック

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