審美歯科ブログ

2020年10月 7日 水曜日

インプラントは第一選択肢ではない。

ー歯科医院に行ったらすぐインプラントを勧められたー
43歳のSさんはある歯科医院で抜歯(歯を抜く)をしてインプラントを入れるか総入れ歯にするしかないと言われました。
その医院では初めから歯を残そうという選択枝はなかったとおっしゃっていました。
歯が全部無くなってしまうという喪失感は、まだ若いSさんにとっては大きなものです。
その思いがせめて歯の根は抜かずに、根の上に入れ歯をのせるということになったそうです。(上段の写真)
しかしこのままではいずれ本当に歯が全部無くなってしまう。
そのことを何とか回避したい。そんな思いで来院されたました。
検査、診断、病状把握の結果、上の前歯はすべて残すことが可能であることがわかりました。
歯周病、ムシ歯、感染根管、咬合(咬み合わせ)などすべての問題を解決し、
やっと40歳代の女性の笑顔を取り戻すことができました。(下段の写真)。
歯科医師の役目の第一は歯や歯周組織の健康を回復し、歯を永く維持していくことです。それが実現できるためには歯科医師の技術と情熱は言うに及ばず、
そのために重要なことは患者さんの協力です。
患者さん自らが歯を悪くしないようにするために行なう日々の予防が最も大事だということを
真剣に動機付け、実際に技術を身につけていただかなくてはなりません。そのために、予防レッスンは極めて大事なのです。一昨年五月日本医師会は「日本人の口腔の健康意識は低く、歯周病は糖尿病、心臓病等の原因となり、健康長寿を短くする。日本人の口の中はバイ菌がいっぱいだ、元気な身体は日頃の口腔ケアーから」と新聞広告で警告していました。「日本医師会」がです。「日本歯科医師会」ではありません。
暗に日本の歯科医に何とかしろと言っているのです。
インプラントが先端医療などと言って歯を物と同じように扱っている限り、日本人の口腔の健康寿命が永くなる日が訪れることはないでしょう。



           

抜かれると言われた歯         1本も抜かずにすんだ
     

根の先に病巣(病変)があります
根の中の治療(根管治療)を行い病巣も消失しました。
 
     
歯だって本来、他の臓器と同じように死ぬまで身体に付いていて当たりまえなのです、たとえムシ歯や歯周病になっても早い段階で適切な治療処置予防処置そして正しい歯の手入れをおこなうことができれば、歯が失われるなどということは人間の一生でそうそう起こることではありません。もし癌になっても臓器の全摘出はしたくない、部分摘出にとどめたい。だれもが望むことです。歯を抜くということは歯の全摘出です。少しでも自分の歯として噛めるところがほしい。奥歯の無い(S)さんにとっては前歯だけでも自分の歯として噛める場所を確保したかったのです。私たちは患者さんの年齢が何歳であっても、歯や口の中の状態がどの段階で来られようとも、その時、その人にとっての歯や口の最適健康を回復し、それを永く維持していくことに全力を傾ける努力をすることこそ歯科医師としてもっとも重要な役割と考えています。この(S)さんのようにあきらめから希望へと変わることだってできるのです。
ホーカベ歯科クリニック  歯科医師  波々伯部重俊


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2020年5月 2日 土曜日

歯からアンチエイジング


 
 
 
 
 
 


50歳、女性
【ご要望、お困りのこと】
年とともに歯並びがいびつになってきた。これまでは歯が悪くなるとその都度歯科に行って治してきた。
どこの歯科でもトータル的に治すことを話してはくれなかった。その結果こんな歯になってしまった。
とおっしゃっていました。今度は歯の健康と美しさをトータルに考えた治療をしたいという強いご要望がありました。
再出展。

【治療方針]】
予防プログラム、歯周病治療、歯の基礎的治療、上下矯正、歯冠修復。
ホーカベ歯科クリニック  歯科医師  波々伯部重俊

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2020年4月15日 水曜日

笑えない、話せない、噛めないの「3無い」の悩みを解消!

78歳のAさんはこれまで何事に対しても前向きに生きてこられた女性です。しかしお口の中だけはおいてけぼりでした。今までどこの歯医者さんに行っても修復処置ばかりでした。歯を長持ちさせるための予防や、治療についての話もなく、すぐ削る、すぐ神経をとる、すぐつめる、すぐかぶせる、そしてすぐ歯を抜くのくりかえしだったそうです。でも歯医者さんなんてこんなものだと思っていました。「私の口、今からでも遅くないですか?、きれいになって噛めるようになりますか?」と不安げにおっしゃっていました。
【治療方針]】
予防プログラム、歯周病治療、歯の基礎的治療(根の中やムシ歯の治療)、歯の修復、咬み合わせ改善。
歯だって、口だって若返ることができるのです。歯が若返ると、口もとや顔の表情まで変わります。悩みがなくなり、自信がよみがえるのです。そのことが自分を精神的にも若返りさせていくのです。今までの歯の苦労が嘘のようになくなって、信じられないと喜んでいらっしゃいました。
ホーカベ歯科クリニック  歯科医師 波々伯部重俊
 
 
   
 
     
      
   文面
前略この度は長い間お世話になりまして、汚い歯を美しくしていただきまして、ありがとうございました。
そして、完了の日に美しいお花まで頂いて恐縮してあります。今まで、口を開けて笑うことがしにくくかったの
ですが、笑えるようになりました。咬み合わせの悪い歯も今では何でも噛めるようになってうれしいです。
清掃につとめて一生大切に使わせていただきます。本当にありがとうございました。
(治療終了後に送られてきた礼状)
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2020年4月11日 土曜日

厄介な歯周病は治せるのか?

日本人の10代から成人全般の歯周病(軽い歯肉炎から重症歯周炎まで)にかかっている比率は90%以上です。今あなたがいるオフィスや学校の周りの人の中にも間違いなく何人かの人は歯周病になっているのです。あの人ひょっとして歯周病ではないかしら。「あの人と話ししていると口が臭くて・・」と思い当たることはありませんか。苦痛に感じる程の症状が出てくるのは何十年もたってからです。でもその時にはもう元には戻らない状態になっていることが多いのです。歯が抜け落ちる最短距離を走っている方たちです。歳が若いうちに歯周病にならないための正しい知識と予防法を知っておくべきです。そうすれば歯周病で悩むことはありません。すでに歯周病になっている方でもその段階に応じた適切な治療を行ない、予防技術の習得を生活習慣の中に取り入れることが出来れば頑固な歯周病もコントロールできるのです。ホーカベ歯科クリニックの「パーフェクトペリオシステム」はそんな歯周病の治療と予防におおいに活躍しています。歯周病は「本気で治そう」と思う人だけが治る病気です。ホーカベ歯科クリニック  歯科医師  波々伯部重俊

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2020年4月11日 土曜日

見えない装置で歯並びを治したい。

 
矯正歯科の症例 矯正歯科の症例

 
舌側矯正
上顎は裏側からの舌側矯正
  クリアブラケット
下顎は表側からのブラケット矯正
審美歯科の症例 矯正歯科の症例

【お悩み・ご希望】
上下の前歯が前に出ているのを治したい。自分の歯のままで治したい。装置は見えない方がいい。最後に歯を白くしたい。
下顎の矯正は装置があまり見えないので通常矯正でも良いということでした。24歳女性。

【診療方針】
上下歯列矯正(上顎:舌側矯正(歯の裏側に装置をつける方法)、下顎:通常矯正。
ホーカベ歯科クリニック  歯科医師  波々伯部重俊


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